カチオン塗装

カチオン電着塗装とは、被塗物を水溶性塗料に浸し、被塗物を陰極(−)、電着槽内の電極を陽極(+)としてこの間に直流電流を流すことで、被塗物表面に塗装成分を電着させる塗装システムです。
どのような形状の被塗物でも均一な膜厚に塗装でき、防錆力が非常に高いのが特徴です。また、塗料のロスが少なく、溶剤を排出しないなど、環境衛生面でも優れた塗装システムといえます。主に、自動車部品や家電製品、サッシなどの建材の塗装に用いられています。

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静電塗装により、さらに完璧に

カチオン塗装は防錆力が高い等の利点があるものの、紫外線に弱く、日光に当たると変色してしまうといった欠点があります。その欠点を補う方法として、静電塗装による上塗りがあります。
現在普及している静電塗装には、紫外線に強く、カラーを自在に換えられるという利点があります。
当社では、カチオン塗装の上に静電塗装を施す事により互いの欠点を補いあった、より完璧に近い部品を製造する事が出来ます。

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